「財政構造改革を実施する過程で非効率的な部門の淘汰が生じ」
潰される企業、商店はまだまだ増加する。そして大量の失業発生も予想されている。
要するに彼の考えの根底にあるものは今迄の自民党とは変わるものはなく優勝劣敗、
ごく一部の企業、一部の人のみが救われる強者の論理であり、大多数の国民は切り捨て
られる運命にあると見るのはうがった見方であろうか。「中小企業に対する金融面での対
応や経営革新への支援に万全を期してまいります。」「離職者の再就職を支援し、雇用
面での不安を解消する施策を拡充する。」とは言うものの、すでに日産生命は倒産、千
代田生命も破綻、川崎では商工信用組合は潰され、小美屋デパートはすでになく、経
営者は自殺、銀柳街は店舗は目まぐるしく変わり、ラオックスもなくなる。私の近辺、大師
出来野商店街、魚屋、八百屋、肉屋等等々片端から閉店、店主はアルミ缶ひろいの毎日
です。
小泉純一郎内閣発足に際して、私達は一票を投ずる事はできませんでした。あれは
自民党内の出来事でした。近いうちに衆議院解散総選挙もあるでしょう。その時は国を
国民を救うのは何なのか威勢のいいかけ声にまどわされる事なくはっきり見定めていき
ましょう。
▼市民運動から政治活動を考える
多摩区 塚本
会報第22号は奥田・江口の両代表幹事、そして清水事務局長が今秋の市長選をテーマ
にそれぞれ主張を述べられて、今までの会報とは一味異なり興味深く拝見させて貰いました。
奥田氏は文末を各方面のご意見を伺いたいと結んでおり、要望に沿ってペンを取ります。
先ず同氏はこれ迄のオンブズマン運動を実践/体験されて、その究極は自らベンチ入り指
揮監督することが必然の帰結としております。
私も奥田氏が個人として、そのように思考することは自由であり又市長選出馬を決意する
ならば、ベンチワークどころか、主戦ピッチャーとしてマウンドに立つ覚悟を要するでしょう。
友・知人は勿論あらゆる人間関係にも支援協力を要請することも欠かせません。何しろ選
挙戦というプロセスを勝利しなければならないのですから、オンブズマン会員がそれに任意
で参加する事は好ましい傾向といえるでしょう。ただそれ等総て奥田氏個人の力量において
為すべきで、市民オンブズマンを組織として巻き込まないことです。
一方江口氏の市政改革に首長の資質によって大きく変わるとの意見は全く同感です。但
同氏はオンブズマンの中立性を持ち出す人がい、オンブズマン活動することが目的でなく、
市政の改革にあるのだから、自明の理としてオンブズマンが組織で関与する事が暗に当然
と示唆されている文脈だがそもそもかわさき市民オンブズマンは、設立時において、政治的
中立は確認されており又それだからこそ参加された会員が多数おられたであろう事はオンブ
ズマンの目的と性質から考えて容易に推測されます。同氏自身も前段において「何処の政
党とも一線を画す市民団体」と述べておられるところから矛盾撞着の感を否めません。
浅野宮城県知事が『市民オンブズマンは行政の敵だ、然しそれは行政にとって必要な敵
である』と評しましたが、私は至言であり名言だと思います。オンブズマン活動は、この言葉
以上でも以下でもなく常に『行政にとって必要な敵である』このスタンスは崩すべきでなく、
政治活動は政治活動、市民運動は市民運動として、明確に一線を画すことだろうと確信致
します。
清水氏は、』オンブズマンとは何か、何を目指し、何になろうとするのか、会員皆で考える
機会と提言されており、多くの皆さんよりの活発なご意見と本稿へのご批判、論評を頂けれ
ば感謝です。(本文は奥田代表幹事退任表明以前の脱稿です念の為)
以上
▼佐藤貞男格言新集―その4
佐藤貞男
民主主義五ヶ条 今回はその中の第二条
「民主主義は中央集権であってはならない」
国法では主権は国民に在ると成っているが現実には諸君、法及び社会の運営を主体で行
われて居るだろうか。否と思う。議会民主制度と言ってもその内容たるや、先ず第一選挙で見
れば、国民の生命財産、国の浮沈を負う議員の資質はどうか。それに対し何等の査定機関す
ら無い。他の業種には殆ど国家資格試験が有るのに、この重責を負うのに親の威光や地盤だ
金力だ土地の名士だ身分だ人気だけで選挙して仕舞うとは封建体制その侭、二世議員の多
いこと、二世とは贋か。
「政治とは改革、政治家とは人心を掴むにあり」
これは政治家たらん者の第一課題なのに政策もビジョンも持っていない失格議員の多いこと。
票の格差にしても公正さを欠いているのは明白なのに何を基準で無視するのか。議員公務
員等は法を熟知し、法の守護者の筈。その者達の犯罪に対しての刑の甘さ殆ど執行猶予付、
司法は立法行政の隷下に属したか。国民が選出した議員、税で雇っている公務員の罪は国
民裁判所で裁くか陪審制度を作るのが妥当、民衆の裁判は官製裁判、この法の方がすっきり
する。話を議員に戻すが、選挙前は手を振り頭を下げお願いして廻るのに、当選して仕舞えば、
民衆とは別の世界の人。(代議士とは民衆の代表だから代議士と言うのではないか)。知らん
振りの半兵衛では済まされない筈。議会での活動報告などの話をするのは当然、これ
は即刻義務化しなければならぬ。何故議員が民衆と疎遠になるか、それはお手盛りで甘い汁
が吸える様になっている。つまり選挙前は民衆の味方、当選したら公務員、給与は民衆から受
ける様制度を変えねば味方では無くなる。
真の民主主義社会を作るには民衆が中央集権の壁を破り得る団体を作り、三権を四権即ち
財政権をオンブズマン的ボランテヤ国民委員会が握り、その査定を受けねば税を使う事が出
来ぬ様にし、天下り禁止、特殊・公益法人の民営化か廃止、議員公務員の余剰員の削減、特
権違法給与待遇の改正等そうする事で国民が納めている消費税も無くす事も可能だし膨大な
借金硬直化した政治も治る。国民に必ず明るさと希望の持てる民主社会が来ると思う。
以上